こんにちは。
たいらのたんぼブログです。
近年は物価の高騰や燃料の高騰を受けて、給料は全くあがらないのに、出費だけがどんどんどんどん増えていく
そんな辛い日々を過ごすことになっていますよね。
毎日毎日節約の日々…
そんな中でも生活の必需品である「電気」は
節約を頑張っても、庶民をあざ笑うかのように
電気代がどんどん上がっていき本当に家計を圧迫していきます。
我が家は建ててから10年以上の北海道の一軒家で、当時王道となっていた「オール電化」住宅です。
建てた時は、ランニングコストが間違いなく安くとても魅力的な設備でした。
しかし、現在は…ご存じの通り…
皆さんも記憶に新しいかもしれませんが2022年~2023年の冬。
そんな恐ろしい内容のSNSが世間を駆け巡りました。
北海道に住む我が家も5人家族ですが、
例年より暖房温度を下げて、節電に努めましたが、見事に「10万円」を超えました。
このままでは死んでしまう!と思い、暖房燃料の変更も考慮しながら設備の見直しを検討し、
今話題の「スマート電化」に替えることにしました。
このブログでは…
スマート電化とは?
スマート電化設備への変え方
検討から設置までかかった日数
スマート電化設備の設置費用
実際の効果
北海道に住む我が家の実績で紹介していきますので、スマート電化に変えることを考えている方の参考になれば幸いです。
あくまで、わが家の一例ですので場所や設備によっては大きな違いが出てくると思いますがご了承ください。
スマート電化に替えたあとの電気代の推移はこちら
スマート電化とは?
スマート電化とは、省エネで新しいオール電化の形と「ほくでん」のホームページで紹介されています。
簡単に説明すると、今まで使っていた古い設備から少ない電気で効率よくエネルギーを生み出す、最新の機器に変えましょう!っていう感じです。
例えば…
旧オール電化 | → | スマート電化 | |
給湯 | 電気温水器 | → | エコキュート |
暖房 | 蓄熱暖房機 | → | ヒートポンプ温水暖房システム |
電気ボイラー | 寒冷地向けエアコン | ||
調理 | IHクッキングシステム |
表のように、給湯・暖房においてそれぞれ新しい機器(スマート電化)に変更するようなことです。
我が家のように10年以上前のオール電化機器は効率が悪く、電気代も多くかかってしまっている状態でした。
これを最新のスマート電化に変えれば大幅に電気使用量を減らせるということになります。
~(参考)10年前の家をスマート電化に変えたら~
我が家の給湯器と暖房器は建てた当時流行っていた、「暖房給湯一体型」の大きな機械でした。
これをスマート電化に替えるにはどうすればいいのか?
替えたらどれくらい電気代が年間で変わるのか?
「ほくでん」に問い合わせてみました。
結果は…
2023年の電気代の概算 | ||
---|---|---|
現状のまま | スマート電化に替える | |
年間電気代 | 約700,000円 | 約430,000円 |
えっ・・・・・・??
なんと約27万円の削減が予測されました。
※この中には契約メニューの変更した場合の試算なども含まれます。
ほくでんに問い合わせてみたところ、スマート電化に替えると約27万も安くなることがわかりました。
年間約4割も安くなるんです。
これは、このまま我慢しながらの節約だけでは到底達成できないものだと感じました。
この時点で、我が家は「スマート電化に替える」を決意しました。
~スマート電化にする際に替える機器~
ほくでんに問い合わせて、我が家のような暖房給湯一体型機器からスマート電化に替えるには、下記のように変更が必要なことがわかりました。
暖房給湯一体型機器 | 給湯 | → | エコキュート |
暖房 | → | ヒートポンプ温水暖房システム |
暖房給湯が一体になっている機器を
給湯をエコキュートに
暖房をヒートポンプ温水暖房システムに替えないといけないこともわかりました。
それでは、どのように取扱店を決めたり工事を行っていけばいいのかお話していきます。
スマート電化設備への変え方
スマート電化に替えようと決意しても、どのように工事まで契約すればいいのか悩ましいと思いますので、我が家が行った内容をまとめますので、参考になれば幸いです。
※この方法以外にも道筋はあると思います。
ほくでんにスマート電化について問い合わせると、今の設備からスマート電化に変えた場合どれくらいランニングコストが変わるのか試算を出してくれます。(メールでも問い合わせできます。)
同時にほくでんから
スマート電化機器の工事が出来る取扱店を紹介してもらえます。
※北海道内の取扱店リストをもらえます。
問い合わせ先はほくでんのホームページから確認できます。
もらったリストの中からホームページや口コミなどを見て実際に見積してもらいます。
我が家は3店舗に見積してもらいました。
しっかり見比べて、心に決めたお店と契約します。
契約したお店による現地確認をとおして、工事日程を決定します。
いよいよ工事の開始です。
基本的にはエコキュート1日、ヒートポンプ温水暖房システム1日の計2日かかるようです。
スマート電化設備の設置までは上記のような流れになります。
お店によっては他にも作業が出てくるかもしれませんが、我が家が実施した時はこのような流れでした。
ほくでんに問い合わせてから工事完成までの期間については
我が家は3月から動き出して、設置完了は6月でした。約3か月かかりました。
また暖房給湯一体型のオール電化だったので
エコキュートとヒートポンプ温水暖房システムの取り付けで2日間かかる工事日程でした。
最近は、スマート電化の工事について問い合わせがかなり多く工事までの日数がかなりかかるのが現状のようです。
~見積してもらって取扱店を決めた要因~
私が取扱店を決断した要因は…
- 取扱店の社長の人柄の良さ
- スタッフの雰囲気の良さ
見積値段は取り付ける機器で変わりますがほぼほぼ2~3万程度の誤差に収まりますが
最後は、社長自身が対応してくれたお店に決めました。
説明もしっかりしてくれ、店を訪れた時の、他の従業員の対応も良かったので決定しました。
個人的には最後は人の良さや雰囲気の良さなど、ここに任せてもいいかなと感じたところにしました。
高い買い物なので、しっかり見積して自身で決めることをオススメします。
スマート電化設備の設置費用
スマート電化に変えるには一体どれくらいの費用がかかるのか、ここでは我が家で実際かかった費用を紹介します。
我が家は暖房給湯一体型のオール電化から給湯をエコキュート、暖房をヒートポンプ温水暖房システムに替える工事が必要でした。
※実際に設置されている各家庭の設備によって違いはあると思いますが、参考となれば幸いです。
我が家が設置にかかった費用
かなり良い出費ですね…
それでは内訳を紹介していきます。
給湯のエコキュートはこちら!
給湯 | 三菱エコキュート | 約72万円 |
本体、架台、リモコン、設置工事費含め |
暖房のヒートポンプ温水暖房システムはこちら!
暖房 | CHOFU ヒートポンプ温水暖房システム | 約78万円 |
本体、架台、リモコン、設置工事費含め |
この値段は実際の本体価格からの割引や市町村レベルで実施している割引キャンペーンなどの値引きを差し引いた実際にかかった費用です。
正直本当に高い買い物です。
しかし、今後高騰する電気代を考えると効率の良い機器設備を取り入れるのは節約につながり、自分の生活を良くするものだと思います。
我が家レベルだとスマート電化に変えることで、年間約27万程度削減となるので
5年ちょっとで元がとれるかなと考えています。
替えたスマート電化の状態
スマート電化に替えた後の状態はこのようになりました。
室内に設置された設備は、前にあった古いオール電化の機器と同じくらいの大きさです。
そして、屋外には給湯も暖房もヒートポンプシステムのためエアコンのような室外機が設置されます。
手前が給湯の室外機で、奥がヒートポンプ温水暖房システムの室外機です。
スマート電化に替えた効果
それでは、実際にスマート電化に変えてみて電気代はどうなったか紹介します。
まだ、替えて日が浅いので現段階(2023年夏)までの参考としてください。
まずは、スマート電化にしたことでもともとの契約電力(KW)が下がったので、基本的な料金は安くなりました。
また、契約種別はほくでんの方からのアドバイスで従前どおりの「ドリーム8」と暖房は「ホットタイム22ロング」で様子見しております。
契約種別が「ドリーム8」と「エネとくスマートプラン」のどちらが良いのか今後試算を出していきたいと思います。
それでは2023夏現在、スマート電化に変えてみた料金は
スマート電化(2023年) | 旧オール電化(2022年) | |
8月 | 約16,000円 | 約21,000円 |
9月 | 約12,000円 | 約19,000円 |
10月 | 約14,000円 | 約24,000円 |
去年の電気代から比較したところ、電気代高騰で使用量は高くなっているのに間違いなく去年より安くなっています。
3カ月使っている中でわかったのは、お湯を作り出す夜間の電気使用量がかなり減っていて安くなっています。
今年の夏は暑すぎて、エアコンをフルで使っていたのにも関わらず、この値段で抑えられたのはスマート電化に替えたおかげなのかなと感じています。
スマート電化に替えて、明らかに電気代が安くなったことがわかりました。
これから暖房も入ってくるので、今後もわかり次第これから随時更新していきます。
スマート電化に替えたあとの詳しい電気代の変化はこちら!
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
古いオール電化からスマート電化へのエコ替えについて、少しは参考になったでしょうか?
高い買い物の設備投資になるので、熟考する必要はあります。
また、今年はスマート電化に替えている家庭がとても多いので、業者にも問い合わせが多くなっており、実際に機器を替えるまで数カ月の時間が要するほどになっているようです。
我が家は電気に関して全くの素人なので、プロからみたら間違っている見解もあるかと思いますが、電気代が高騰している現代において、スマート電化を少しでも検討している方々の参考になれば幸いです。
北海道も2023年の夏が終わり、もうすぐ冬がやってきますね。
今年はどんな冬になるのでしょうか?
我が家はスマート電化に替えて初めての冬です。
これからも皆さんの参考になる情報を提供していきたいと思います。
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