こんにちは!
「たいらのたんぼ」こと【たいたん】です。
今回は建物火災の原因TOP3から火災の特性や予防を考えて命を守っていきましょう!
火災の原因や対策を知ることで、今日から行動してくれると幸いです。
ちょっとしたことで火災の発生を防ぐことができると思うので参考にしていただければと思います。
では早速、火災原因ランキングTOP3は…
【建物火災TOP3】
- こんろ (2864件 13.6%)
- たばこ (2056件 9.8%)
- 放火 (1287件 6.1%)
※令和2年度消防白書より
TOP3はこのような結果になりました。
実は第4位の電気機器からの出火も1268件と3位の放火とほぼ変わらない結果となっています。
また、例年の火災原因の結果もこれらの4つの原因で占められているため、
これらの対策を知ることで火災から命を守ることにつながると考えます。
では、具体的にどのようにすればいいのでしょうか?
~こんろの原因と対策~
こんろ火災の中で一番多い原因は「放置する、忘れる」です。
すなわち料理したままその場を離れて長電話…。寝ちゃう…。出かけてしまう…。
漫画のような話ですが本当に起こりうる話なのです。
料理をしている時は台所から離れない!
「ちょっとくらい大丈夫♪」が大丈夫じゃないのです。
離れるときは火を消す!徹底しましょう。
次に多いのが「可燃物の接触・落下」です。
料理中に近くに置いてあった付近や本、空箱などの燃えやすい物に火が付いて火災化するものです。
ついうっかりが原因なのとこんろ周りの整理整頓が非常に大切なので、今から実践してください。
最後は「加熱する」です。
長時間火にかけることで内容物等から出火してしまったり、てんぷら油から出火してしまうものです。
「放置する、忘れる」に通ずる原因でもありますが、
料理中はしっかり火の元を管理してください。
・こんろから出火した場合
てんぷら油から火が出るときは、油の温度が360度以上になると火が出ます(発火)
油の性質や火の強さなどの条件にも違いますが
だいたい油を火にかけてから15分程度で360度に達します。
必ず油料理をするときはその場から離れないでください。
もしてんぷら油から火が出てしまった時の消火方法は?
- タオルを水に濡らして絞って鍋にかける
- フタで鍋に蓋をする
- 消火器で消火
~タオルを水に濡らして絞って鍋にかける~
これは鍋を覆えるくらいの大きさのタオルを選んでください。
そして濡らした後に必ず絞ってから鍋にかけてください。
窒息消火が目的です。
べちゃべちゃのままかけると油に水が入って、爆発的に油がこぼれて火災が拡大、ケガをする恐れがあるので水を絞るのが大切です。
参考に水をかけた時の動画を貼り付けます。
~フタで鍋に蓋をする~
大き目もしくはピッタリのフタで鍋に蓋をすることが一番オススメです。
一番危険性が小さくてタオルのように絞る作業などがないので素早く行動できます。
フタをするときは手前の方からゆっくり蓋をしてください。
これも窒息消火が目的です。
そして、蓋をした後は開けないでください。
開けるとまた酸素が流入するので燃え始め得る危険性があります。
フタをしたまま、119番通報して消防の人に見てもらいましょう。
~消火器で消火~
消火器で消火は効果的ですがこれも危険が伴います。
直接、油に消火器を噴射すると油が飛び散って自分自身がケガをしてしまうので、
まずは、上の天井や換気扇などに消火器を噴射して粉を鍋に落としていくイメージで消火していってください。
もし、自分で消せず戸惑ってしまい消火行動が出来なかったらすぐに逃げましょう。
まずは命が大切です。
命があればまた財産は築けるので、消火に戸惑ったら逃げて119番通報してください。
~たばこの原因と対策~
たばこ自体吸わない吸う人は減って来ているので、
タバコが起因とする火災も年々減って来ていますが、まだまだ割合が多いのも現状です。
それだけ火災の危険性が高い物だということです。
もし、家族にタバコを吸う人がいたらすぐに辞めることをオススメします。
実は、私自身最近まで喫煙者だったので気持ちはわかりますが、
タバコは本当に百害あって一利なしです。
辞めることをオススメします。
とはいっても、タバコは嗜好品なのでまだまだタバコを吸う人はいなくならないと思うので火災の危険を排除して付き合っていきましょう。
- 灰皿のこまめな整理整頓
- タバコを吸う場所を決める・屋内で吸わない
~灰皿のこまめな整理整頓~
言うまでもないですが、出来ていない人が多いのが現状だと思います。
吸い殻がたくさんたまっている灰皿に消えたと思ったタバコの火種が潜り込んで、
モリモリの吸い殻の中から出火して火災となるケースがとても多いです。
なので、タバコの吸い殻は一日1回、出来れば毎回水につけて捨ててください。
そうすれば必ず火災はかなり減ります。
~タバコを吸う場所を決める・屋内で吸わない~
タバコを吸うところを限定するとさらに対策出来るでしょう。
家の中のどこでも吸える状態にしていたら、
気づかないうちにタバコの火種が布団に、ソファーに、畳に…等
色んな所から火災の可能性が出てきます。
本当に吸いたいなら、水もあって換気扇もある台所にしてください。それか、屋外で吸ってください。
タバコは本当にルールを決めれば火災が起きないと思います。
一吸い一吸いが終わった後に丁寧に処理すれば火災は起きません。
喫煙者の皆さんはそれくらい気を付けてください。
~放火の原因と対策~
放火となると、屋外や居室外に置いている物に火をつけられることが多いです。
そもそも、そのようなことをする奴が一番良くない訳ですが、
私たちは生きていく中でそういうリスクも排除していかなければなりません。
放火対策で一番大切なのは「整理整頓」です。
すべての火災原因の対策に通じますが、「整理整頓」は最強です。
家の外には燃えそうな余計な物は置かない(明日出す予定のごみや雑誌等…)。
また、車庫や物置にはカギをかける。
そして人感センサー等を付けれればなお良いかもしれません。
変な人が近づかないように自宅周辺を整理整頓しましょう。
【まとめ】
建物火災の原因TOP3いかがでしたか?
皆さん想像していた原因が多いですよね?
でもそこが、落とし穴で実はしっかり対策されていない部分だったりするのです。
間違えなく火災は常に「対策」することで可能性を下げられます。
皆さんも大切な人たちを守るために今日から対策してください。
悲しい思いをする人を少しでも減らすためにもみんなで頑張っていきましょう。
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